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希い

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希い = 0

僕には付き合ってる女性がいました。
お互いに社会人二年目です。違う会社に勤めています。横浜と千葉です。大学生の時付き合い始めて、もう五年程経ちます。
僕はそろそろプロポーズをしようと思い着々と準備を進めていたのですが、
日曜日の帰宅後、突然彼女は電話で別れようと言ってきました。
これまでにも何度かありましたが、結局続けることができています。
そこまで深刻なことだと思っていません。会おうと思えば会える近さだから。


ここ二日、仕事が忙しくてわざわざ空けてまで合う時間がありませんでした。
彼女とはいつも土曜日に会っています。
彼女の事を思い出します。
コールしますが、受けてくれません。
僕は状況を飲み込めませんでした。
必死に考えます。何が問題なのか。
必死に思い出します。彼女の言葉を。
彼女の声を。
可能性を模索します。
時折隠すようにしていた咳、電話口での掠れた声。
もしや病気か何かか、ととりあえず彼女のお母さんにそれを確かめるメールを送信します。
すると電話が来るんです。緊迫したお母さんの声が聞こえます。
お母さんは彼女に口止めされてたそうですが、さすがに吹っ切り、たった今電話をしようとしていたところだったそうです。
彼女は入院してました。お母さんの焦り具合とろれつが回らず聞き取りづらい説明によると、結構危ないみたいです。
病院名を教えてもらうと外に走りだしました。思ったより近い。タクシーを拾います。
十五分程走行し、病院手前まで来ましたが、渋滞に巻き込まれ中々進みません。
運転手に五千円札を握らせてタクシーを降ります。周りに見向きもせず走ります。
病室のベッドの周りで、既に彼女のお母さんは彼女の手を握り、お父さん、それに妹と弟らしき人物と白衣の医者が声をかけています。
僕に気づいた彼女は泣きながら謝っているように聞こえます。
僕は状況を飲み込めませんでした。
頭で考えるより先に、彼女の手を握ります。
すると、彼女は落ち着いたのか、少し頬を赤らめた気がしました。
「もうダメみたい(笑)…ごめんね。ありがとう。」
彼女の手の力が抜けた気がする。生体情報モニタが一定周波数を連続的に発します。
僕は状況を飲み込めませんでした。
外に出ます。夢だと信じました。
でも、思い出してしまうのです。走馬灯のように。

葬式は遠慮しました。
認めたくなかった。
電話を受けた日の昼、彼女の部屋宛の手紙を投函しています。
彼女の誕生日にプロポーズしようとしていました。
いつもの通りの端に待ち合わせて、行きつけのお店で。
そう遠くない、近い日だったんです。土曜日だったんです。
それまでは、忘れない。忘れたくない。忘れられない。
その日までに気持ちを整理したい。
その日までは。
現実を受け入れたくない。
ですが、否応なしに映像はフラッシュバックします。

翌日。明後日が彼女の誕生日。
仕事は、時折思い出して、ふらついてしまいながらもこなしていました。
帰宅している。遠くでカラスの鳴き声が聞こえる。自転車に乗った高校生の談笑が聞こえる。
最寄りの駅から家までの道中

--

途中からフィクションドラマを追求してしまった
仄めかしてすらないつくり話。
自己満足で本当にあったかどうかもわからないではなくて、存在しない。
そんな話。
今回はしょうもない草生やしてもらえたら本望ということで('ヮ')
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kiri

Author:kiri
好きなもの: ゲーム 音楽 風景

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